特に複数の事業所や部門を持つ中堅~大規模企業においては、複数構築される社内サイトを集約できる「 SharePoint ハブ サイト」が、社内ポータルの運営に欠かせない機能となります。これまでサブサイト構造や、モダンUIのリリース以降はサイトコレクション単位でサイトを構成する手法がとられていましたが、配下サイトの統制、サイト間のファイルの検索、グローバルナビゲーションや統一テーマカラーの適用に課題がありました。
今後はハブ サイト機能と、社内ポータルや文書管理などの社内サイトを簡単に構築できるDiscoveries InSite を組み合わせて利用することで、組織に即して整理されたサイト構造とユーザービリティを持ち合わせる社内ポータルの構築が可能となります。本シリーズでは、 SharePoint ハブ サイトの機能概要と利用シーン、さらに InSite を組み合わせた利用方法を紹介します。
ハブ サイトは、部門/地域/プロジェクトなどに基づいて作成された複数の SharePoint モダンUIサイト(以降サイト)を関連付けることができる機能です。
参考
ハブ サイトを理解して、ポータルのサイト構築に活かしたい・・、今抱えている情報共有の課題はハブ サイトで解決できる?
お客様の課題に合わせて、ハブ サイトを効率的に活用した社内ポータルの構築をサポートします。
各部門メンバーだけが参照できる部門サイトが複数あるが、この複数の部門サイトの情報を集約して全社員で参照できるポータルサイトを作成したい場合に、ハブ サイトの機能が役に立ちます。
他にも下記のような利用シーンが想定できます。
注意事項 ※本記事投稿2019年1月時点
参考 :「ハブ サイトを作成する」 https://docs.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/create-hub-site
ハブ サイトを含む各サイトに設定されているアクセス権限が保持されます。ハブ サイトに関連付けられているサイト(以降「関連付けサイト」表記)は、ハブ サイトや関連付けサイトのアクセス権限を継承しません。
また、ハブ サイトには関連付けサイトのコンテンツが集約されますが、ハブ サイトにアクセスするユーザーが参照権限のあるコンテンツのみが表示されます。
ハブ サイトと関連付けサイトの上部に、共通のナビゲーションバーを表示させる事ができます。この設定はハブ サイトの所有者が、ハブ サイトに対して行います。
ハブ サイトに設定を行うと、すべての関連付けサイトにも自動的に反映されるため、共通なロゴとリンクを簡単に設定することが出来ます。
また、関連付けサイトからは設定変更が出来ない仕様となっているため、ハブ サイト管理者が設定した共通ナビゲーションを維持することが可能です。
ハブ サイト上に保存されているコンテンツと、関連付けサイトのコンテンツを検索することができるようになります。サイトにアクセスしているユーザーの権限に応じて、参照可能なコンテンツのみが対象となります。
ハブ サイトでニュース Web パーツを使用すると、関連付けサイトで公開されたニュースが自動的に集約され、表示されます。
ハブ サイトで強調表示されたコンテンツ Web パーツを使用すると、関連付けサイトのコンテンツが自動的に集約され、表示されます。
このようにハブ サイトは、複数の社内サイトの関連性を柔軟に設定・変更することができます。
ハブ サイトでは、様々なコンテンツWebパーツを追加することが可能です。
だからこそ、社内の情報の中でも、ハブ サイトに追加したい社内情報が多く、どこにどんな情報を配置したらよいか、悩まれる方も多いのではないでしょうか?
ディスカバリーズでは、 SharePoint ハブ サイトでは難しい Webパーツの設置を、自社プロダクトの「Discoveries InSite 」やコンサルティングサービスでサポートいたします。
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SharePoint ハブサイトのWebパーツ活用方法について詳しくお伝えします。