事例から見る!生成 AI 時代を勝ち抜く DX 基盤とは?―― SharePoint ポータルと Microsoft 365 が導く Copilot 活用戦略

本記事では、単なるシステム移行に留まらず、業務プロセスや働き方そのものを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)を、Note からのポータル移行で成功させた、日本ハムビジネスソリューションズ様の事例をご紹介します。
また、こうした情報基盤の構築は、AI の活用にも必要不可欠となります。どんどんと AIの進化が進む中で、効果に差をつける「組織データ」のポイントについても、Copilot を例にとり解説していきます。

DXのその先へ:情報基盤へのアップデートで業務プロセスを改善

日本ハムシステムソリューションズ様は、ニッポンハムグループのITを支えるSIerとして、長年利用してきたHCL Notes/Dominoから Microsoft 365 への移行を決断され、特に情報共有系のデータベースは、SharePoint への移行を実施しました。
ディスカバリーズは、SharePoint の開発実績と技術力、そして伴走型の支援を通じて本プロジェクトを推進。
当初3,104個あったデータベースを整理し、最終的に SharePoint で576個までダウンサイジングすることに成功し、無駄をなくしました。さらに、独自開発機能の汎用化や標準機能にない部分の代替提案、承認機能の必要性の見直しなどを行い、それらの取り組みが業務プロセスの改善にも寄与しました。
また、Notes からの移行で SharePoint に抵抗感を持つユーザーに対しても丁寧にアプローチを実施。
「Fit to Standard」の開発方針のもと、個々のユーザーが叶えたい要望を、「これまで以上に業務を効率化するためにはどうすればよいか」の視点で紐解くことで、ユーザーが⾃らサイト開発をおこなう「市民開発」も推進することができました。
この取り組みは、単なるツールの置き換えではなく、情報基盤の「見える化」と「最適化」を通じて、業務自体のプロセスがアップデートし、組織全体でDXが推進された成功事例と言えるでしょう。

事例記事はこちら:https://discoveries.co.jp/case/nhss/

情報基盤の構築は、その先の AI 活用のステップまでつながる

日本ハムシステムソリューションズ様の事例が示すように、社内ポータルを含む情報基盤の刷新は、単なる移行に留まらず、業務効率化に大きな価値を与えます。特に、生成AIの活用が加速する現代において、この情報基盤の質が、AIの「成果」を大きく左右する鍵となります。

例えば、マイクロソフトの提供している Copilot は、社内に蓄積された Microsoft 365 の情報、特に SharePoint や Teams、OneDrive といった場所にある「組織ナレッジ」を参照して回答を生成します。もしも、これらの情報が散逸していたり、適切に整理されていなかったりするとどうなるでしょうか?
Copilot は正しい情報を効率的に学習できず、回答精度が安定しない、古い情報が混在するといった課題に直面し、その真価を発揮できません。

(マイクロソフト共催ウェビナーから一部抜粋)

つまり、SharePoint を活用した社内ポータルの適切な構築と、Microsoft 365 全体での情報管理の整理こそが、AI の価値を最大化するための「データ基盤」となるのです。これは、さまざまなセキュリティリスクの低減にも直結し、組織での生成 AI 活用の安全性も高めます。

マイクロソフト共催:Copilot を“成果”に変えるデータ戦略ウェビナー 開催

Microsoft 365 基盤や、そこに蓄積される SharePoint を中心とした「ナレッジデータ」の重要性が、Copilot 活用において再認識されています。
この「ナレッジデータ」をいかに整理し、AI時代に最大限活用していくか。そして、Copilot を単なるツールとしてではなく、真に「成果」に変えるために必要なステップや落とし穴はなにか。
ディスカバリーズでは、その具体的なアプローチを深掘りするウェビナーを、日本マイクロソフト株式会社と共催の上、開催いたします。

Copilot を“成果”に変えるデータ戦略
利用分析と SharePoint 整備で実現する真の Copilot 活用とは

ウェビナーの詳細/お申込みはこちら:https://msevents.microsoft.com/event?id=828598188797

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