ビジネスの未来を作る。
2024.03.15
President & CEO 島田祐一朗

こんにちは、ディスカバリーズ代表の島田です。

働き方改革関連法案の施行から半年を迎えようとする中で、Office365 に代表されるクラウド型コラボレーションアプリを使った働き方改革や、Teams などのチャットツールによる脱メールのコミュニケーション改革、コミュニケーションや働き方の可視化のご相談を多く頂いております。ディスカバリーズはクラウドツールの導入を目的にするのではなく、いかに活用するかを前提に導入時の設計とロードマップを重視してお客様のビジネスへの貢献を意識してお客様と共に成功を目指したサービスの提供を重視してきておりますが、単に生産性向上を目指すだけではなく、その先の取り組みとしてエンゲージメントの向上からイノベーションの創出までを提唱してきました。

このプロセスが、昨今のデジタルトランスフォーメーションの潮流の中で、より顕在化してきており、ビジネスの未来作りの道標となればと、DX 推進の方向性を模索される方々にとって少しでもお役に立てればと考えており、ここで一端をご紹介したいと思います。

DX には、様々なデバイスを使ってデータを蓄積する段階、蓄積したデータから情報や知識にする段階、デジタルを活用した新事業あるいは事業転換を図る段階があります。これをイノベーションを起こす主体である「ヒト」を中心に、組織内での働き方からステップを刻んでいくと、図のような5つに分かれると考えています。

ペーパーレスやデジタルデータとして二次利用可能な業務に変革する段階をステップ1として、そのデジタル環境による業務効率の最大化を図るステップ2、コミュニケーションや組織横断のコラボレーションが進み共有言語や企業文化が根付くステップ3。ここまでを働き方改革や、社内ポータルの導入、ワークフローや社内報などの取り組みでスコープにされるお客様が現状では多いです。

しかし、むしろそこから先のステップとして、同じ共通言語で話す従業員同士が相互理解の上に立ち、意見の多様性を認める風土がエンゲージメントによって形成されアイディエーションが活発になるステップ4、顕在化したアイデアがビジネスのスタートアップのように次世代の新たな事業やコア事業となる可能性の持つタネを見つけるステップ5があると考えてます。まさにビジネスの未来を作るプロセスです。

このステップは細かな業務の中では前進と後退を繰り返しながら、組織全体として底上げを図り、仮説と施策を検証して、設定したKPIでステップを進めていきます。ディスカバリーズは、このプロセスの中で、ステップ1-3をカバーする InSite、ステップ3-5 をカバーするエンゲージ・ドットワークス 、全てのステップで可視化を担うインテリレポートといった SaaS 製品の提供に加えて、コンサルタントがお客様のデジタル変革を一緒に伴走していきます。

次回は、それぞれのステップでのお客様事例や SaaS 製品の特徴をご紹介したいと思います。また、ご興味ございましたら、私が登壇するセミナーも合わせてご参加頂き、直接お話できればと考えております。