テレワークという離れた環境下では、周りのメンバーの様子が見えずコミュニケーションの取りづらく感じることも。あらゆる調査でもコミュニケーションの課題は上位に上り、コミュニケーションしづらさから生産性を落としてしまう…なんてことも起こりがちです。相手が“見えない”環境において、こうした課題を解決し生産性を高めるには「情報の発信」と「言語化スキル」を意識し、向上させる必要があります。
人間は五感の中で視覚から一番多くの情報を得ているといわれています。相手が“見えない“状態では、個人やグループ・会社の取り組みはブラックボックスとなってしまい、
といった様々な課題が顕在化してきます。これらを放置してしまっては、エンゲージメントや生産性はここから下がる一方…。
こうした状況においてお互いの状況を知るために必要なのが、従業員自身が「情報を発信する」ことです。ここでいう「情報」とはそれぞれの取り組みのこと。あなたは他の部署やメンバーの取り組みを知っていますか?自分の部署の取り組みを知ってもらえていますか?オフィスワークでは実際に見聞きしてなんとなく知れていた情報も、テレワークでは発信しない限り誰にもわかりません。あえて発信できる場を設けてアウトプットを意識的に行うことで、自身の状況を知ってもらい、また周りの状況を知り、発信した情報を軸にしたコミュニケーションから新たな気付きを得ることもできます。
しかし、ただ情報を発信すればよいのか、というとそうではなく、大切なのは伝わる情報を発信すること。そのために大切なのが、自身の考えを「言語化」するスキルです。「言語化」というのは「文字にする」と言い換えてもよいです。
感覚的に言葉を発するのは誰にでも出来ることですが、言語化するためには思考や事実を整理し、論理的に組み立てる必要があります。実際に書き出してみると意外と自分の思考の甘さや考えの矛盾に気付くことも多いはず。文字によるコミュニケーションが主となるテレワークにおいては言語化することが当たり前になり、今後はより重要なスキルとなることが予測されます。
きちんと言語化された情報は、周りのメンバーに正しく理解され、共通認識(≒コンテキスト)をもたらしてくれます。
簡単な例でいえば、部署やチーム内でしか通じない略語はないでしょうか?それこそそのグループでの「共通認識」です。社内のあらゆる場面で同じ言語やコンテキストで会話できれば、話もしやすく通じやすいと思いませんか?もちろん、お互いの理解も深まり、新しいアイディアが生まれるような場面もあるでしょう。
共通認識やコンテキストを深めていけば、物事や言葉の意味を細かく説明しなくても同じ背景や目的、取り組みをイメージすることができるようになるため、日々の業務ではより正確に素早く物事が伝わり成果の質もより高いものになっていきます。
こういったステップはディスカバリーズの考えるデジタル・トランスフォーメーション(DX)成功、つまりデジタルの活用によりイノベーションを起こすことに向けた1ステップでもあります。
ディスカバリーズの考えるDXへの5つのステップ
では、実際にはどんな情報を、どのように発信する必要があるのでしょうか?ディスカバリーズでは自社製品である「engauge.works」を利用して、全社員が様々な情報を発信しており、弊社の事例をいくつかご紹介します。
この他管理部門からのお知らせももちろんありますが、それらはほんの一部。全社員が自身の取り組みや様子を積極的に発信しています。社内やメンバーの様子が“見える”ため、コミュニケーションも取りやすく、発信した記事に対し「コメント」や「いいね」などの反応を得てポジティブなサイクルを回すことで、一人一人が前向きに情報発信と言語化に取り組んでいます。
テレワーク下において言語化スキルを磨き、意識的に情報を発信することはより大切な意味をもつものとなっています。まずは身近なところから、情報の発信を始めてみてはいかがでしょうか?
●「モチベーションチームアワード2019」を受賞|engauge.works活用によるエンゲージメント向上
「モチベーションチームアワード2019」は、組織変革に向けた取り組みによって、エンゲージメントスコアが上昇し、組織に大きな改善が見られた部署を表彰するものです。
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