3652日
2024.04.01
President & CEO 島田祐一朗

こんにちは、ディスカバリーズ代表の島田です。

3652日。これは、これまでディスカバリーズがお客様の未来と向き合い、新しい価値を作ろうと試行錯誤した日数です。リーマンショックで世界が混乱にある中「情報の活用で組織力をあげる」という思いで創業しました。後にタグラインに加えた「design for your innovation」は、10 年経ってもなお変わらないテーマです。これを実現する様々なサービスを生み出してこられたのは、ひとえにお客様やパートナー様からの叱咤激励、御指導・御鞭撻によるものと深く感謝しております。

「期待に応えたい」との思いが社員の気持ちを動かし、達成することへの挑戦にやりがいを与えて頂き、私たちの成長の糧となりました。40名を超える個性豊かで多様な価値観を持つ仲間にも恵まれ、良いことも悪いことも経験を共有してきました。苦しみ、もがいた分だけ成長してこれた気がしますが、そこには3652日分のストーリーがありました。このストーリーの続きを、お客様やパートナー様と一緒に描いて行きたいと考えています。

まず、今回お伝えしたいストーリーは、私たちが何を目指しているかを私からお伝えしたいと思います。「お客様のエンゲージメントを高める」という戦略は、2017年7月に発表しました。これは組織内の情報共有を通して生産性向上を目指すお客様に対して、よりワクワクする世界を提示したいという思いをカタチにするための戦略です。

「生産性を上げる」ということは、最新のテクノロジーで優れたツールを活用することで、一定の成果を出すことはそれほど難しくはありません。業務は効率化され、ルーティーン化された業務は自動化されていきます。その浮いた時間で、更なる業務をこなすことは本当に生産的なのでしょうか。効率化はどこかで上限を迎え、それ以上の効率化は時間を絞り出すような努力に変わるでしょう。果たして従業員はそれを前向きに捉えるでしょうか。そんな未来の課題に対して、ディスカバリーズが付加価値として提供したいのが「お客様のエンゲージメントを高める」ということです。

生産性を高めて還元されるものは、私たちが消費している「時間の質」を高めることにあると、私は常々お話ししています。

時間は精神的な余裕をもたらし、余裕は情報のアンテナを広げ周囲との会話を増やし、アイディエーションを増やします。ただ黙々と仕事をこなす組織と、自由闊達にディスカッションが繰り広げられる組織をイメージして比較すると、後者のほうが新しい価値が創造される可能性を感じます。これこそがイノベーティブな組織の状態で、新しい製品やサービスが生まれる瞬間です。ここで重要なのは、手段となるコミュニケーションやコラボレーションです。気になった時に情報を引き出せ、気がついた時に仲間に伝えられる、それこそがクラウドとスマート端末によってもたらされた新しい働き方ではないでしょうか。新しい価値が生まれる状態こそ、仕事がワクワクして、人が集い、まだない聞いたことも見たこともない価値を生み出す意識の高い、組織 といえるでしょう。(会議室から斬新なアイデアは生まれない理由もここですね)

それをエンゲージメントが高い組織といいます。

私たちが目指すエンゲージメントについて、これから少しずつ共有していきたいと思います。これからのディスカバリーズにご期待を頂くとともに、今後とも御指導、御鞭撻を頂戴できれば存外の喜びです。