従業員エンゲージメントも大幅Up。TKBプロジェクト!(後編)
2024.07.25
エンプロイ・エンゲージメント・マネージャー飯塚

こんにちは。
「エンゲージメント」という言葉の本質を日々模索している飯塚です。

前回のブログで、新オフィス移転プロジェクトの前編をお届けしました。
今回は後編として、物件探しから移転後までのプロジェクト内容をお伝えします!

「従業員エンゲージメントも大幅Up。TKBプロジェクト!(前編)」

前回記事

いざ、物件探し!

移転9ヵ月前の2018年3月。社長と私はひそひそと物件探しを始めておりました。インターネットでの物件検索から始まり、実際に十数件を内覧しましたが、社員の要望がかなえられる良い物件になかなか出会えずにいた5月後半。この日も3件の内覧を予定していました。

その3件目、「見てしまった!」と言わんばかりの社長の反応。社員が希望する高い天井、両サイドは全面窓ガラスでとても明るく、皆の笑顔が思い浮かぶ広い空間。1時間ほどここに居座り、レイアウト構想が膨らむ会話が永遠に続きます。
帰路のランチ。社長と副社長の気持ちはもうほぼ決まっている様子。「社員に早く伝えたい!」という思いが私の中に沸いていました。

いよいよ発表!

そして、契約が完了し、ようやく7月の全社会議で社員初めて移転することを知ります。
会議の途中、社長の話すトーンが変わり、みんなの姿勢が前のめりになっていくのを感じました。「ようやくみんなと共有できる!」という気持ちと「喜んでくれるだろうか?」という気持ちが複雑に絡み合って、正直不安が少し勝っていました。

発表後、いろいろ意見はありましたが、オフィスが広くなること皆がワクワクしていることが伝わってきて、何よりそこには、笑顔がたくさんあり、安堵の気持ちが沸き上がった瞬間でした。

更に従業員の声を形に!

新オフィスは、社員の意見を一部取り込んでいましたが、「可能な限り社員意見を盛り込みたい。」という社長の思いで、更にWORKSメンバーに協力を仰ぎ、オフィスレイアウトのミーティングに参加してもらいました。ミーティングルームやチャットできる場所、ファミレスソファのような半個室、ゆったりくつろげるリラックスルームなど、具体的なイメージを1つずつ丁寧に聞きながら、案を固めていきます。

従業員エンゲージメントと向き合う日々の中、この時Worksメンバーに再認識させてもらったのは、一部の社員だけが良いと言っている案は、全体には取り込めないということ。社員数が多くなると個々の意見を取り入れるのが本当に難しくなります。
そんな時「コンセプトへの立ち返る」ことに意識を向けて、会話を進めました。今何を作り上げようとしているのか?この案はReal Cafebraryを実現する内容か?という話に戻すことで、徐々に案が固まっていきました。

総務メンバーの頑張り!

試行錯誤で話し合いは進めるものの、意見は膨らむばかり。これを収束して形にしていくのが本当に大変でした。そこで活躍してくれたのが、総務担当メンバー。
デザイナーさんとの打ち合わせで決まったことを形にしていく中、細かな点を確実にチェックし、「初めてのことで分からないことが多い過ぎる!」と頭を抱えながらも、新オフィスを社員の働きやすい場所にしたい!と思う気持ちが大きくなっているのを隣で感じていました。

「このデザインを社員の皆さんはどう思ってくれるでしょうか?」という問いを何度も口にくれたのは、皆を思う気持ちの表れです。本当に感謝しています。

また、担当メンバーはこうした話し合いの結果や工事の進捗状況などを、社内掲示板として活用しているengauge.worksのTimelineへタイムリーに投稿してくれました。Monthly Reportでも移転関連の記事閲覧数は常にTopで、社員の新オフィスへの期待も読み取れます。

従業員エンゲージメントを高める要素はたくさんあります。「会社の安定した基盤や良好な組織風土」「素晴らしい上司の存在」「ブランド力のある会社」など。しかし、日々の仕事で忙しい社員に最も影響しているのは、「仲間との関係」ではないでしょうか。社員が社員を思いやる気持ちが広がると、忙しい毎日を前向きに過ごすことが可能になり、自然と従業員エンゲージメントは高まります。

そして移転

社員向け移転セレモニーは11月2日、続々と集まる社員メンバー。「わ~!」「おお!」という反応と笑顔のメンバーの姿があり、経営陣とプロジェクトメンバーにも笑みが見えました。

移転日は11月5日。新しい空間に少しよそよそしくなってしまうメンバーもいましたが、それ以降は確実に以前より集中している顔、笑顔で会話する様子、ディスカッションが盛り上がる姿がオフィスに増え、社員がイキイキして仕事できていると感じます。

移転して4か月

まずは、何よりもみんなの顔が見える!これが最も嬉しいことです。そして、みんなが集まってランチをする様子。この様子はこれまでもありましたが、すぐそばで業務をしているメンバーがいたため、ランチも控えめなトーンでした。それも今は気兼ねなく話をしている様子が見えるのは、コミュニケーションが増えている証拠です。

そして、数値でも従業員エンゲージメントのスコアが飛躍的に改善しました。
社員が社員の笑顔を思って試行錯誤し、社員の声が反映されたオフィス移転プロジェクトの成功が、今回の結果につながったと確信しています。

また、「全体の連帯感」という課題も抱えていましたが、物理的環境を整えたことで、ナレッジ共有の場である「Meet-Up」やカジュアルな集まりである「しゃべり場」の機会が自然と増えています。更に、こうした機会が増えたことで、「もっとこうして欲しい!」や「こんなこともできるのでは?」とアイデアが出てくるようにもなりました。こうした相乗効果もあり、社内の雰囲気は一段と明るくなっています。

従業員エンゲージメントを高めていく担当として、様々な取り組みをディスカバリーズ社内に展開しますが、「なぜこれをやるのか?」「本当に社員のためになるものなのか?」「他に方法は無いのか?」ということを自分にも周囲にも問いかけています。もちろん、失敗もたくさんしていますが、前進するためのステップとして、この階段は必要だと思っています。

また、オフィス環境が変わったことで社内コミュニケーションにも変化が生まれ、みんなの声がより聞こえるようになりました。これから益々働き方が変わり、対面で会話する機会は減ってくると予想されます。だからこそ、社員が集まるオフィスは、新たなものを生み出す場所となる工夫がより一層求められているのではないでしょうか。

社員と組織の両サイドからエンゲージメントを強めることを意識し、今後も更なるディスカバリーズメンバーのエンゲージメント向上に努め、皆様により良いサービスと製品をお届けし続けることをお約束します。

長くなりましたが、2部に渡り、最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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