AI 導入の第一歩、神山さんが答える「これからの AI との付き合い方」 
2026.03.27

 

「いよいよ最終回となる第5回は、『これからの AI との付き合い方~「使われる側」から「共に働く側」へ~』をテーマにお話しします。
AI は仕事を奪うのか? 進化を続ける AI に対して、私たちはどんなスタンスで向き合うべきなのか? ここまでで得た知識を踏まえて、田中さんと一緒に考えていきます。」

「ここまで読んできて、AI のことを少しずつ身近に感じるようになりました。ただ、正直どこかで“AI に仕事を奪われるんじゃないか”っていう不安もまだあって……」

「その不安も、多くの方が感じているものだと思います。ただ、結論から言うと、AI は多くの場合“仕事を奪う存在”ではなく、“仕事を補完する存在”です」

「補完ですか」

「はい。今日は最終回として、これからAIとどう付き合っていくべきか、その考え方についてお話しします」

1. AI は仕事を「奪う」のか、「変える」のか

「AI が仕事を補完する、というのはどういう意味なんでしょうか」

「たとえば、文章のたたき台を作ったり、情報を整理したりといった作業を AI が担うことで、人は“考える”“判断する”“調整する”といった部分に集中できるようになります」

「確かに、全部を AI に任せるわけではないんですね」

「その通りです。AI は判断の材料を出してくれる存在であって、最終的な責任を持つのは人です。だからこそ、人の仕事が完全になくなる、というよりは“役割が変わっていく”と考えた方が近いですね」

2. AI を使える人・組織が持つ競争力

「じゃあ、AI を使えないとどうなるんでしょうか」

「少し厳しい言い方になりますが、AI を活用できる人や組織は、そうでない人や組織よりも競争力を持つようになります」

「やっぱり、差が出てくるんですね」

「はい。同じ時間、同じ人員でも、AI をうまく使えばより多くのアウトプットが出せます。その差は少しずつ、でも確実に広がっていきます」

「逆に言えば、特別なスキルがなくても“使う意識”が大事ということでしょうか」

 「まさにその通りです。完璧に使いこなす必要はありません。“触ってみる”“試してみる”だけでも、大きな一歩です」

3. これから求められる「AI と共働する力」

※本コラムでは、AI と“共に働く”という意味で「共働」を用います

「これからのビジネスパーソンに求められる力って、何なんでしょうか」

 「ひとつは、“AI と共に働く力”です。AI に丸投げするのではなく、目的を考え、結果を評価し、修正する力ですね」

 「第4回で出てきた、プロンプト設計ともつながりますね」

「そうです。AI に何を期待するのか、自分はどこを担うのか。その役割分担を考えられる人ほど、AI を味方につけやすくなります」

4. 学び続けるための心構え

「AI って、これからもどんどん進化しますよね」

「はい。だからこそ、“一度覚えたら終わり”ではなく、少しずつ学び続ける姿勢が大切になります」

「全部追いかけるのは大変そうですが……」

「完璧に理解する必要はありません。“新しいツールが出たら少し触ってみる”“社内の活用事例を参考にする”といった、身近なところからで十分です」

 「学び続けること自体が、成長につながるんですね」

 「はい。AI を使いこなすスキルは、これからのビジネスパーソンにとって大きな強みになります」

5. まとめ:AI 導入の第1歩

「最初は不安だった AI も、今は“一緒に働く相手”に思えてきました」

 「それが大切な感覚です。AI はあなたの仕事を奪う存在ではなく、業務を補完し、可能性を広げてくれる存在です」

 「使える人と、使わない人で、差が出る時代なんですね」

「だからこそ、AI の進化に合わせて自分自身も学び続けることが大切です。その積み重ねが、ビジネスパーソンとしての成長につながります」

 「まずは、小さな作業(メールの下書き、要約、言い換えなど)から、使い続けてみます」

「それで十分です。AI との共働は、もう始まっています。一歩ずつ、一緒に進んでいきましょう」

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